令和6(2024)年度第3回常任理事会議事録


令和6(2024)年度第3回常任理事会議事録


令和6(2024)年度第3回常任理事会議事録(案)
日  時 令和6(2024)年11月10日(日)16:30~
会  場 日本大学文理学部(zoomによるオンライン併用)
※議事3~5は、11月9日(土)秋季大会シンポジウム終了後、駒澤大学にて午後4時30分開始を目途に、zoomによるオンライン併用で15分程度実施。
出席者 (1日目)21名 (2日目)20名
欠席者 (1日目)8名 (2日目)9名
議 案

Ⅰ 国文学研究資料館との連携・協力推進について
 国文学研究資料館の渡部泰明館長より、国文学研究資料館と上代文学会との連携・協力推進について、資料に基づき説明があった。先ず、国文学研究資料館における国文学界全体の発展のための長期の取り組み(古典籍のデジタル画像化及びそのオンライン公開、デジタルヒューマニティーズに関する大規模事業等)について説明がなされた。以上の取り組みについて、今後上代文学会と協力体制を結びながら進めること、その上で双方の間で覚書を作成することの二点につき申し出があった。協議の結果、連携に関する覚書を交わすとの方向性が承認された。覚書の作成にあたっては、令和6年度内を目安に国文研が原案を示し、それを基に双方の間で協議を進めていくこととなった。

Ⅱ 第2回常任理事会、理事会・総会議事録について
 事務局より、第1回議事録と第2回議事録のホームページ掲載の順序が前後した点につき報告があった。第2回常任理事会の議事録について、意見や訂正箇所があれば連絡をいただきたいとの依頼がなされた。

Ⅲ 報告・承認事項
1 大会
 議事にて取り扱うこととなった。

2 例会
 議事にて取り扱うこととなった。

3 編集
 『上代文学』133号の編集作業が終了し、現在は念校中であること、例年通り11月の発行予定であることが報告された。編集委員のうち2名が次期理事を辞退することに関し、報告がなされた。

4 学会賞
 特になし。

5 渉外
 日本文学関連学会協議会が7月22日に開催され、出席の理事より以下の協議内容が報告された。
・AI技術の国文学研究への利用が行われつつあるが、テキストデータ作成(翻刻)などの作業は十全ではなく、最終的には人間の手が不可欠であり、その作業を担える人材の育成が重要である。
・審査委員の立場にある人物によるハラスメント行為に関し、現状規定がないが、今後は規定を設ける必要があるではないかとの問題提起があった。
・複数の学会誌への同時投稿行為が発覚したことが報告された。研究倫理に反する行為について、明文化された規定がないとの問題提起があった。

 ほか、『上代文学』133号の広告に関し、10月5日に募集を締め切り、花鳥社に送付したことが報告された。各出版社への広告依頼数は徐々に増やしているが、依頼の獲得に苦慮しているとの現状が報告された。

6 秋季大会(シンポジウム)
 11月9日(土)に無事シンポジウムが開催され、参加者は81名(対面39名、オンライン42名)であったことが報告された。
 令和7年度シンポジウムは「写本研究の現在」(仮)との題で、校本万葉集から100年、上代写本セミナーから10年を経、この間に明らかになったことや伝本の問題を取り上げるとの内容で現在企画中であること、登壇者として村田右富実氏、田中大士氏、野呂香氏の3名が上がっていることが報告された。

7 秋季大会(研究発表会)
 11月10日(日)に無事開催され、約65名(対面45名、オンライン20名)の参加があったことが報告された。

8 ホームページ・電子化
 通常通り更新を行っていることが報告された。ホームページに掲載する内容がある場合はデータとともに担当理事に送付し、更新内容に不備等あれば一報いただきたいとの依頼がなされた。

9 将来問題
 議事にて取り上げることとなった。

10 事務局
 会員異動及び、年会費納付状況について資料に基づき報告がなされた。
昨年度に比して、新入会会員数が少なく、会費納入状況も芳しくないとの現状が報告された。会費未納の会員については事務局からも督促を送付予定であるが、併せて周囲の会員へ積極的な声かけ等をお願いしたいとの依頼がなされた。

11 その他
 特になし。

Ⅳ 議事
1 令和6年度1月例会発表者について
 発表申込み者3名(明治大学大学院博士後期課程1年 竹下太崇氏、慶応義塾大学高校 佐藤陽氏、関西大学東西学術研究所 毛利美穂氏)について、要旨に基づき協議がなされた。出席の理事より記述に一部不明瞭な箇所がある、主張が明確ではない等の意見が出された。要旨の修正を含めて、3名のうち2名を1月例会発表者とし1名は7月例会に廻って頂くよう例会担当が調整することが承認された。結果については、メーリングリストにて報告することとなった。

2 令和7年度大会について
 12月6日が要旨締切日となっていることが報告され、12月14日にハイブリット形式で協議理事会を開催することが承認された。
 大会に伴う費用管理(弁当代の徴収等)については、今後は会場校の都合に応じた方法で柔軟に対応する案が出され、方向性が承認された。また、コロナ禍により中断していた大会参加費の徴収について、再開してもよいのではないかとの案が示され、徴収方法など引き続き検討することとなった。

 令和8年度大会の会場校について、熊本県立大学の岩田芳子先生に内諾をいただいたことが報告された。

3 次期代表理事の選出について
 次期代表理事選考委員により選考経緯の説明がなされた後、次期代表理事として大浦誠士氏が推薦され、投票の結果、大浦氏が次期代表理事に決定した。

4 理事選考委員の選出について
 理事選考委員選出の手順に基づき、投票が行われた。投票結果を踏まえ、事務局で調整し、後日メーリングリストで追認頂きたいとの提案があり承認された。

5 常任理事選考委員の選出について
 常任理事選考委員選出の手順に基づき、投票が行われた。投票結果を踏まえ、事務局で調整し、後日メーリングリストで追認頂きたいとの提案があり承認された。

6 将来問題検討委員会
 学会の国際化、動画配信等に関する検討をつづけていることが報告された。参会の理事より、YouTube動画の作成について、国文学研究資料館や各大学のゼミ等と協力して作成する案が出された。ほか、動画対象者に応じた調整が必要であること、上代文学の裾野を広げることが目的であれば、必ずしも動画に限定せず、講師派遣等も可能ではではないかとの案が出された。

7 事務局
 前回承認事項である、例会案内等を封書からメール送付へ移行することに関し、現状の報告がなされたほか、理事のメーリングリストを作成する案が示され、承認された。
 各分掌の覚書等を事務局で集約するため、最新の内容に更新の上、事務局まで送付してほしいとの依頼がなされた。

 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構より依頼を受けた、国立大学教育研究評価委員会専門委員及び機関別認証評価委員会専門委員の候補者推薦について議論がなされ、適任者不在との結論で一致した。

8 その他
 特になし。

以上



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