令和5(2023)年度第2回常任理事会議事録


令和5(2023)年度第2回常任理事会議事録


令和5(2023)年度第2回常任理事会議事録
日  時 令和5(2023)年7月8日(土) 16時50分~18時10分
会  場 オンライン(zoom)
出席者 19名
欠席者 10名
議 案

Ⅰ 第1回常任理事会及び理事会・総会議事録につい
  第一回常任理事議事録を確認し、承認された。

Ⅱ 報告・承認事項
1 大会
 令和6年度大会(古事記学会との合同開催)の発表者の募集について、ホームページに案内を公開したことが報告された。(Ⅲ議事において詳細に検討された)

2 例会
 7月例会(オンライン)が無事終了したこと、参加者は45名程度であったことが報告された。

3 編集
 現在7編の論文が投稿されていることが報告された。7月31日に編集会議を開催の上、編集を進めていく予定であることが報告された。

4 学会賞
 積極的な推薦を頂きたいとの依頼がなされた。

5 渉外
 日本文学関連学会連絡協議会について、次回の幹事学会は中古文学会であること、開催日程については現在調整中であることが報告された。上代文学会から、事務局交替等に伴う第三類郵便物の申請内容変更手続きに関する議題を提案したことが報告された。

6 秋季大会(シンポジウム・研究発表会)
 シンポジウムについて、会場校と連携し、会場の確保等の準備を進めていることが報告された。研究発表会について、2名の応募があったことが報告された。(研究発表会については、採否を含め、Ⅲ議事において詳細に検討された)

7 ホームページ・電子化
 例年通り更新を行っていること、名簿作成について、ホームページのトップに案内を掲示していることが報告された。

8 将来問題
 9日にオンライン上で将来問題検討会を開催したことが報告された。コロナ禍以降の状況について、オンラインへの抵抗感の減少により例会のオンライン開催が継続してなされていること、留学生の受け入れ再開等により、発表者募集に関する状況が徐々に好転していることが報告された。他方、研究者人口の減少、大学院生の減少、大学業務の多忙化等の根本的な問題は今後も引き続き検討課題であることが確認され、検討委員会による方策案が示された。(Ⅲ議事において詳細に検討された)

9 事務局
 特になし。

10 その他
 特になし。

Ⅲ 議事
1 令和5(2023)年度秋季大会について
 発表申し込みがあった2名(齊木果穂氏/早稲田大学大学院生、吉田修作氏/福岡女学院大学名誉教授)の題目・要旨を回覧し、発表を承認することが決定した。両者ともに発表の趣旨が近似している事情から、予め発表者間で近似する内容が出ていることを伝え、既に了承を得ていることが報告された。また、期限(7月末日)を設け、引き続き発表者を募ることが報告された。発表者の応募状況や要旨については、メーリングリストで報告と共有を行うこと、司会者については、大会担当が審議、依頼の上、後日メーリングリストで共有することが確認された。

2 令和6(2024)年度大会について
 合同大会について、古事記学会と連携の上、準備を進めていることが報告された。その上で、以下の事項につき報告と審議がなされた。
 ・大会講演案について
  「古代の吉備・播磨」とのテーマを設け、三名の先生方(今津勝紀先生、飯泉健司先生、三田誠司先生)にご登壇いただくこと、既にご講演の内諾を頂いていることが報告された。講演時間について、各学会の理事会、総会等の開催時間確保の観点からも、10分短い50分とする案が提出され、承認された。

 ・大会準備金(会場校費)について
  両学会で出資することを前提に、通常の大会よりも会場校費が嵩むことを想定し、計50万(古事記学会20万円、上代文学会30万円)とする案が提出され、承認された。2020年度の大会の際に作成した口座(口座名義「上代文学会大会準備金」)を利用する案が示され、承認された。

 ・謝金等について
  各学会の規定に基づき、非会員の場合、会員の場合それぞれについて審議された。審議の結果、古事記学会の規定に準ずること、特に会員への謝金に関しては、ご講演者二名ともに両学会のご所属であること、公平性等の観点から、同一金額をお支払いすることで一致した。
  謝金、資料作成費(発生した場合)・宿泊費(非会員・発生した場合)・交通費(非会員・発生した場合)・ご講演者の懇親会費については、両学会で折半する案、古事記学会が一万円多く負担する案が提出された。
  上記の事項を、上代文学会の意見として古事記学会に提案すること、会計上の問題を含むことから、両学会の事務局間で引き続き検討することが決定した。

 ・大会参加費について
  両学会の慣例に準じ、徴収しないことが承認された。

 ・会場校への手土産について
  両学会で負担(会場校ごとに折半の上、事務局費より負担)することが承認された。

 ・研究発表申込み者の要旨審査について
  申込みの締切りが12月8日であること、既にホームページ上で募集要項を公開していること、古事記学会も7月中に同じ締切り日を公開予定であることが報告された。要旨審査については、12月中に古事記学会との合同で行う予定であることが報告された。

 ・総会・理事会の日程について
  両学会ともに総会を開催する必要があるため、土日の両日にそれぞれ開催する案が出され、承認された。具体的日程は、古事記学会との協議の上、後日決定することが確認された。
  理事会について、土曜日の昼に順に開催する案が提出された。古事記学会と協議の上、引き続き検討することで一致した。

 ・講演録のご寄稿について
  『上代文学』『古事記年報』いずれかに寄稿いただくことが確認された。非会員のご講演者には、正式な講演のご依頼とともにご寄稿のご意思をお伺いすること、いずれの雑誌に寄稿されるかについては、今後大会担当あるいは機関紙担当からご意向を伺う予定であることが確認された。

  事務局より、依頼文書等の作成の必要から早めの情報共有についての依頼があった。
  ご講演の先生方へ、原稿の文量について重ねてご案内を行うことが確認された。

 ・合同大会の目的について
  「古事記学会創立70周年」にともなう合同大会であることが承認された。

 ・次年度の会場について
  宮城教育大学の中谷健太郎先生に内諾をいただいていることが報告された。会場校より、通信環境の点から、ハイブリット開催の場合は配信を外部委託する必要が生じる可能性が指摘された。

3 将来問題検討事項について
 将来問題検討委員会より提出された資料にもとづき、審議がなされた。
今後の検討の基本方針について、①例会開催の回数を減らさない方向で進めること、②恒常的にオンライン(ハイブリット)化を進めること、の二つの方針が示され、承認された。
その上で、検討委員会より以下の4つの方策が提出され、具体的検討の段階に進めてよいか否か、審議が行われた。

  ①研究発表会以外の発表の場を設けること(大学院生のほか、中高教員、学部生、他の学問領域の研究者をも対象としたセミナー・購読会・研究会等)
  ②他学会との合同大会を行うこと
  ③国際化を推進すること(海外の研究者との連携を図る、海外研究者や留学生の発表枠の設定等)
  ④開かれた窓口を開設すること(将来問題担当を窓口とし、特に若手の学会員からの意見や要望をくみ上げる)
上記につき、いずれも引き続き将来問題検討委員会で具体的な案を検討することが承認された。
②合同学会の開催目的について、将来的に学会を合体させるための布石としての側面があるか、との質問が出された。検討委員会では、現状では発表者減少対策としての認識であること、この点につき委員会において検討することとなった。
④目安箱について、漠然と意見を募るのではなく、具体的なトピックを提示したうえで意見を募るとよいのではとの指摘が出た。

4 投稿論文の書式について
 投稿論文の字数について、投稿規定に反する事例、投稿規定を満たすか否か一見して判断がつきかねる事例が複数ある現状につき、報告がなされた。対策として、投稿規定の文言をよりはっきりとしたものにする、編集後記等で注意喚起を行う等の案が出され、方向性について承認された。

5 『上代文学』発行者・発行所について
 第三種郵便物(学術刊行物)の承認変更について、郵便局の規定では、発行人と発行所の変更に際し、届け出と変更承認料金37720円(二項目承認の場合)が必要であること、現状では変更承認料金の支払いは発生していないものの、規定に明記されていることから、今後の厳格化を想定しておく必要があることが説明された。
 対応策として、発行所を事務局から花鳥社に、編集兼発行者を代表理事名から上代文学会にそれぞれ変更する案が示され、花鳥社との具体的な協議を進めることが承認された。
 上記について、日本文学関連学会連絡協議会に議案として提出することが確認された。

6 会員名簿について
 名簿作成についての進捗の状況、及び締切り(8月31日)について確認された。名簿にメールアドレスを明記することについて再度説明がなされた。

7 その他
 特になし。

Ⅳ その他
 特になし。

以上



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